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執筆者の写真Hp Mall

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CoCシナリオ「小宇宙は浸る」のネタバレが含まれます。

通過済、読了済の方向けとなっていますので、それ以外の方はブラウザバックをオススメ致します。シナリオ構想のメモ、旧トレーラーや小ネタ等が書いてあります。シナリオの準備をする際に悩んだり、NPCのロールに迷ったりした際に参考になるかもしれません。あくまで参考用なので、回す際には、卓の皆様が楽しく遊べるように調節していただければ幸いです。







◆シナリオ構想

 本シナリオは、CoCシナリオアンソロジー企画「掌の上のmythology」様に寄稿したものとなります。企画様のアカウントはこちら、他の方のシナリオも非常に魅力的なのでまずはどうぞご覧下さいませ! サイトはこちら。(公開期間は2022/03/01-2022/05/31)

 シナリオに着手する際に、神話をモチーフにしているならば折角ならギリシャ神話など人々がよく知っているもの……と迷ったのですが、それよりこのシステムで遊んでいるのであればクトゥルフ神話の方が馴染み深いのではと思いそれを主軸にしました。  また、今まで書いていたシナリオの傾向とはまた変えて、AFも魔術もある程度使い放題且つ、トリガーを引けば引くほどシナリオが進んでいく……という内容にしてみました。そのようなこともあり、KP様のご負担が多いシナリオとなっておりますが、できる範囲のものはPL様とご相談しつつ進めてくださればと思います。


 今回のトップ絵はロゴ元です。概ねのイメージは決まっていましたので、すんなりと作業に取り組むことができました。



 SAN値が0の状態から救済するシナリオはあれど、この状態から探索するシナリオって滅多に見かけないな……と思い、そのようなシナリオを制作しました。逆に言えば、救済を目的としたシナリオではないのでお気をつけ下さると幸いです。

 ここからは個人的な考えを少し。正気度がある探索者はシナリオに身を投じれば自然とカルト教団や神格に出会い対抗していくことがあります。脱出然り、止めなければいけない然り……理由は様々です。では何故対立しているのか。彼らとは生きている道も感覚も違う、いわば探索者側からすれば正気でない人間であり、即ちSAN0の存在なんだろうなと思っております。  逆に、彼らからすれば探索者達がある種SAN0の存在であるのかなあ、ということで同じ土俵で一旦味わってみよう! といったコンセプトも含まれています。所々神格に惹かれるような部分があったり、シナリオからクトゥルフ神話技能を振ることを勧めたりとしているのは、このような要素を含んでいるからです。

 正気を取り戻すには、正気だった頃のページを手にしている必要があります。シナリオでもKP様向けになるべく破らないようにと指示しているのはこのためです。  最後、図書館に居る存在はある種何者でもないNPCとなります。そのため名前も定めていません。個人的には、企画のサイトを見てくださっている人の集合体とかだとロマンがあっていいなあとも思いますが、これと決めることはしたくないのでロマンに留めておきます。(そのようなシナリオにもしたくないため)  人が立ち寄るような場所ではないと認識しているため、このNPCも探索者を元の場所に戻るお手伝いや提案をしてくれます。なんなら、小宇宙に浸るという本も読んでいるため、深い部分を聞くようであればさらっと背景のことを吐かせるのも良いかもしれません。KPPL様共に通過していれば、本企画の別の方のシナリオの話をするのも面白いですね。

◆参考BGM

Azari様の「Shadow Shadow」を主に聞いていました。他、Mili様の「String Theocracy」等、本に関するような曲や仄暗いものをリピートしております。素敵な曲ですので、是非お聞きしてみてくださいませ。

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